2007年4月 4日

第一回グルメ&ダイニングスタイルショー2007

FOODEX JAPANのが色々と変化していく中、期待したのはこの『グルメ&ダイニングスタイルショー2007』でした。
今回が初回ということで、何か大きな企画が有るだろうと(^^)
初回がつまらないイベントになってしまったら次が無くなってしまいますからね。

第一回グルメ&ダイニングスタイルショー2007

まず受付に行き、招待状の封筒と名刺を持って列びます。
この受付が10時頃にはもの凄い行列で、中々先に進みません。
何故かと思ったら、受付スタッフに入場許可証を手書きで書かせていました。これでは手間が掛かるはずですね。
FOODEX JAPANの場合は名刺を2枚用意させますから、 受付スタッフはその入場者のジャンル分けする札を選択して名刺をホチキスで止めるだけ。非常に簡単でスムーズに受付が完了します。 しかしこのイベントは、受付だけで数十分のロスです。

受付が終わって入場。
会場内の広さはFOODEX JAPANとほぼ一緒ですが、妙に静かです。とりあえず一周してみますと、出店規模はFOODEX JAPANの国内ブースと比べても3分の1に満たない量でした。海外のブースも入れた全体で比べれば10分の1も無いでしょう。
よく見ましたら会場全体が『グルメ&ダイニングスタイルショー2007』で使われているわけではなく、半分は 『ホームファッションフェア2007』という違うイベントで使っています。一周歩いて回るのに20分程度。
せっかくのイベントなので、もう少し活気が欲しかったでしょうか。

新商品コンテストという場所が有りました。この場所には各メーカーの新商品が列んでいて、入場者が良かった商品に投票するというもの。
そこで私の前にいた入場者が「へ~、こんな商品が有るんだ」と手にとって見たところ、「これは触ってはいけません!」 と会場スタッフが素早く取り上げるわけですが、この取り上げ方がメチャメチャ露骨で、 どちらかというともぎ取ったという感じ(笑)
取り上げられた入場者が見ていて可哀想でした。
それならば「こちらには触れないで下さい」と、もう少し大きく所々に書おいた方が良かったですかね。 気になる商品が有ったら手にとってみたくなるのが普通ですから。

その新商品コンテストの中には、お酒のコーナーも有りました。
それを見て「これ、試飲もしないで見ただけでどれがいいか投票しろっていうのかねぇ」と言っている人が居ましてね。
うまいこと言うなぁ~なんて笑っちゃいました(^^;
本当は『順路』というものが有ったんですけど、それを誘導するスタッフが用意されていなかったので、 好きな順番で移動していった人達も結構居たんです。その人達は同じ印象を持ったのではないでしょうか。
実際は右奥に試飲コーナーが有り、順路通りに進めば試飲してからコンテストの投票ということになるはずで、 それをちゃんと守ってもらうならば、やはり誘導スタッフが居ないと厳しかったように思います。

細かい部分を言えばキリが有りませんので、一番感じた事を書きます。


このイベントがこうなった一番の理由は、趣旨がハッキリしなかったからではないでしょうか。
今回のテーマは「プレミアムフードと食の新ライフスタイルの発見と創造」です。
これを聞いただけで、各ブースの出展者と入場者の中の何割が意味を理解出来たか。いったいどんな場所だと思って参加したのか、 そして各社の思いと実際のイベントが噛み合ったのか。

入ってすぐ驚いたのが、商品を販売している点です。
FOODEX JAPANでは販売しません(一部除く)。名刺交換をして(勿論その場での試飲や試食も有りますが)、 各ブースの企業はその後試供品を送って吟味してもらい、 送ってもらった側は今後商売で使えるものなのかどうかを試供品を食べてみたり使ってみたりして判断するという、 基本的な商売の手順が踏めるように考えられています。

しかし今回は、試供品を送る場合は購入してくれというんです。
こちらが小売りの場合だとすると、売れるか売れないか・美味しいか不味いかも判断出来ないものに対し、 お金を出して買わなければならないんですね。
通常小売店への営業は、飛び込みで入って時間を作って頂き、商品の説明をして試供品を渡し、後日「いかがでしたでしょうか」 という手順になります。
ましてこういうイベントは、入場者が明らかに「何か良い商品は無いか」、「商売に結び付くものは無いか」と、 わざわざ足を運んで来ているんです。そのせっかくのチャンスを活かさない(商談に結び付けない)手はないでしょう。
このように今回のイベントは、通常商売に結び付くだろう基本的な手順が構築されない仕組みになってしまっているわけですね。

例えば今回、信州のお酒を扱っているブースが有りました。
もしも私が酒屋だったら、そのお酒が気になればお話を聞いたり試飲させてもらったりして一番気に入ったものをチョイスし、 その後そのお酒を1本送って頂いて再度検討します。
しかしそこのスタッフは、お金を払って買って下さいと言うわけです。
実際に仕入れて売る側が、客にならなければいけないわけですね(笑)
そんな商売の仕方、どこにも有りませんから(;^_^A

逆に「このイベントの趣旨は商売に結び付くというものでは有りません」という事だったとします。ならばこのご時世、 1日もしくは開催されている3日間仕事を休んでまで足を運ぶ人は少ないように感じます。お店ならば、 そのお店の1日の売上げを削って行くわけですよね。商売に結び付かないイベントならば、 そこに行く理由が無くなってしまうのではないでしょうか。
出展者も同様です。商売にならないものならば、わざわざ東京まで来て3日間そこで頑張る意味が無いでしょう。

これは私の予想ですが、各ブースの企業側も、今回の趣旨をちゃんと理解していなかったように思います。でなければ、 実際の商品を展示せずにパンフレットしか用意していないというようなブースが何ブースも有るわけがないんです。
私がもしもその企業の代表だとしたら、今回のイベントでどんな営業をしてどういう商談に結び付いたかを聞くでしょう。 聞かれた方のスタッフも困ってしまいますでしょうね(笑)
スタッフの中にはブログを開設している人も居るでしょう。
「3日間で1000人に試飲してもらいました!」という日記になるのかな?
少しの試飲だけで商談に移行したお店は何店なんでしょう。それ以前に、その銘柄を記憶してくれた人は何人居るのでしょうか。

FOODEX JAPANにも出展された企業が数社見られました。
例えば『池島・フーズ株式会社』。
こちらのウリの1つに『茶そば』が有ります。
その茶そばを、実際にブース前で食べてもらおうという試み。勿論FOODEX JAPANでもやっていました。
『池島・フーズ株式会社』の茶そばは非常に工夫がされていて、しっかりした形状にお茶の香りが程良くします。 ちょっと高めなお店で出しても結構な商品として販売出来るでしょう。乾麺ですが、乾麺だからこその手軽さも有ります。

このように、食べ物はまず口に入れてもらうというのが先決。
「これはいいなぁ」と思わなければ、誰もその商品を使う(仕入れる)ことはしません。良いと思ったら、 次に商品を送ってもらって実際に作ってみる。そしてお店の器に盛ってみる。そうしないと、 本当にその商品を仕入れて出そうという気持ちにまでならないものです。
そこまで行かないうちに「買ってくれ」ではそこで話は終了。試供品にまで金を払えと言われたら、 この先良い付き合いが出来るようには思えないからです。

今まで毎年FOODEX JAPANや日本酒協会等のイベントに出席し、商品だけでなくイベント自体の良い点・ 改良すべき点をチェックしてきた上で今回の『第一回グルメ&ダイニングスタイルショー2007』を拝見すると、 やはりこの企画全体に見直す点が有ると、個人的にはそのような印象を受けました。
この状態のまま今年10月に2度目のイベントが開催され、来年の4月にも決定している様子。どうなって行くのか見守りたいと思います。

茶そばが美味しい『池島・フーズ株式会社』の詳細を載せておきます。

【池島・フーズ株式会社】
本社 静岡県浜松市寺島2351
電話 053-587-1025(代)
ファクス 053-586-0132

東京営業所 東京都港区高輪3-20-9 高輪シティビル3F
電話 03-5449-7144 
ファクス 03-5449-0064

≫池島・フーズ株式会社ホームページ

ちなみに、FOODEX JAPANやグルメ&ダイニングスタイルショーで池島・フーズ株式会社の茶そばを口に入れなければ、 私もこうやってブログで紹介することも無かったわけですね。
小売業の皆様、そして蕎麦を出しているお店の皆様、一度池島・フーズ株式会社の商品を試してみてはいかがでしょうか。 配送はロット1ケースからしてくれますし、特注商品の相談も出来ます。勿論サンプルの要望にも対応して頂けます。