2009年6月 7日

カレー4ミリリットル

いつもながら、貧乏くさいお話ですみません。

カレーが残ったとしますよね。
でも1人前には満たないんです。
そんな時、いつもどうしていますか?
まさか「洗っちゃうわよ」なんていう人は、このページ見ていませんよね。

中学生の頃、学校が早く終わって、何故か今日は部活も無い(テスト一週間前とか、そういうことです)。
帰宅しても誰も居なくて、ガスレンジに昨日食べた(実は今朝も食べた)カレーが残っている。
「残っている」というには寂しい量で、鍋に1センチ弱こびり付いている程度。
その中には、ニンジン小×2、ジャガイモ小×1、ジャガイモ中×1、肉とは言えないような大きさの肉片×2が入っています。

ジャーを見ると、ご飯は2合くらい有る。
しかし2合のご飯に見合うだけのカレーの量ではない。
何とか鍋のカレーをヘラでこそぎ落としても、4ミリリットルほどしかない。
お腹は充分過ぎるほどペコペコ。
この時期の男は、1日何食食べても腹が減っているものです、はい。

しょうがないからご飯を鍋に入れる。
これは別に、誰に教えてもらったわけでもなく、空腹を凌ぐ為の人間の知恵であると私的には思いたい。
「おやつも買い置きしていない貧乏な生活」だとは、これっぽっちも思いたくない。
そう思わないで欲しい(希望かよっ)。

1. ご飯を好きなだけカレーが入っている鍋に入れる。
2. 火をつけてかき回す。
3. 食べる。

最初は味が薄くて物足りなかったけど、そこにカレー粉を足したり、醤油を入れたり、ソースを入れたりしているうちに、何となく自分が納得する味になる。
何度もやっていると、それでも物足りなくなってくる。
生玉子をのせてみた。
初回は「お~、これ、いいじゃん」と思ったけど、生玉子を入れることで味がマイルドになってしまうと気付く。
若い男にの辞書には「マイルド」なんて言葉は無いんだ。
味も量も「ガツン!」といきたい。

何度かやっているうちに、玉子は熱を通すと濃厚になる事を発見する。
よし、今度は玉子を入れて全部かき回してみよう。
でも香ばしさが足りない。
味もマイルドになることに変わりない。
うぅむ…どうしたら良いのか。

ある日気付いた。
目玉焼きにしてトッピングしてみよう。
そうすれば油で熱せられた下部がコリコリで香ばしくなり、より美味しくなるんじゃないか。

創意工夫して出来上がったものはこちら。

カレーが残った時の一品

初めは香ばしさだけで味が薄くなることに対処出来なかったけれど、玉子焼きに塩コショウをすることによって改善出来た。
写真は、懐かしくて今日の昼食に作ってみたもの。
当時は入れなかったニンニクパウダーも入っています。
そういえば、当時は七味を入れたことが有ったなぁ。
昔は我が家に「一味唐辛子」というものが無かったから。
今ならば一味ですね。
それか、韓国唐辛子。

そうなんです。
私の料理のルーツはここに有るんです。

「貧乏だけど、いかにその範囲内で美味しく食べる創意工夫をするか」

ここ重要なので、アンダーラインをお願いします(笑)

偉そうなことを言わせて頂ければ、私の目指すものは
「金持ちのおぼっちゃまには到底理解出来ないB級グルメ」なんですよ。

もっと言えば、高級料理(高価な食べ物)しか食べていない人は単なる「グルメ気取り」であって、食べ物の本質は解らない。
そんな人が何かの料理を考案したとしても、私は食べる気にはなりませんね。
だって一度食べたら、二度食べたくなるじゃないですか!

勿論B級グルメが絶対的なものとは思っていませんよ。
高級食材にはそれなりの良さが有ります。
しかし、そこばかりにこだわっていると、日本の食文化というものを間違って捉えてしまう恐れが有ると、私は思いたいのです。

「B級グルメこそが日本の食文化である」
「あの夕日に向かってダッシュだっ!」
私はこれからもずっと、そこを目指していきたいと思います。

単なる個人的な決意(笑)

コメント[3]

>そうなんです。
>私の料理のルーツはここに有るんです。

非常にエントリーですね。料理に対する原体験は皆様何らかの形でお持ちでしょうね。

そういう私も非常に強烈な原体験を今も記憶の片隅に留めておりますので、我がブログに書き留めておくか・・・人生の初心を忘れないために・・・

非常にエントリーですね・・・ではなく非常に興味深いエントリー  です。
訂正いたします。

うまひろさん>
> 料理に対する原体験は皆様何らかの形でお持ちでしょうね。

うまひろさんも、結構お持ちでは?(^^;
私は家庭の事情も有り、結婚前の数年間一人暮らしの経験も有ってか、かなり「お持ち」です(笑)

> 人生の初心を忘れないために

素晴らしいコメントを頂きました。
そこなんですよ。
戻るべき原点が「貧」だと私は思っているんです。
自分の原点を大切にしていれば、変なこだわりもなく純粋に食べ物に向き合って行ける。
原点を見失ったら、おそらくねじ曲がった理解をする事になるでしょう。

いつか詳しく書きますね(^^)