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2007年06月06日

土浦魚市場食堂-マグロ食べ放題

土浦魚市場食堂

土浦魚市場食堂
マグロ食べ放題  1000円

【土浦魚市場食堂-マグロ食べ放題】
住所 茨城県土浦市中村西根9-3(地図はこちら)
電話 029-841-1313
時間 6時~14時
定休 日曜日・たまに水曜日

※マグロ食べ放題は土曜日の11時~14時限定。値段は1000円。他にも安くて美味しい定食や丼有り。

『Boo隊員のレポート』

しょれは、ある日の出来事。
仕事で水戸に出向かなければならなくなり、せっかくだからおいしいものを…と、アシスタントと相談していたところ、 最近入った1人のアシスタントB(♀)が「Booさんにピッタリのところを知っていますっ!!!」と言い切ったところから、 苦難の物語は始まるのです。

アシスタントB(♀)が言うことには、水戸までの通り道の土浦というところにある魚市場の食堂に、 マグロが食べ放題があるというのである。
つい最近のニュースで、来年は我々庶民の口には、滅多なことでは入らなくなりそうなマグロ。
今は『マグロ』と呼び捨てであるが、来年の今頃は、マグロ様、マグロ殿下、マグロ伯爵などと、必ず敬称を添えなければならないような、 高貴なお方に成り上がるかもしれないマグロ。
それがなんと、下世話な、卑しくも、【食べ放題】という身分なのである。
これは、今生の別れと覚悟して、是非行かねばなるまい。
いや、行かずして、なんとする!
っちゅーことで、どこぞの大企業のシャンシャン株主総会のように仕事帰りに寄ることに満場一致で迷うことなく即決(^o^)/

しかーーーし、その後ネットでいろいろ調べてみると、マグロ食べ放題は土曜日限定。
おまけに、11時~14時までの限定ではないか(>_<)
「こりゃあ~ダメだ」と言おうとして、ディスプレイから顔を見上げると、言い出しっぺのアシスタントB(♀)と、 当日ヘルプのアシスタントA(♀)が二人とも、まるで、真冬の雨の日に公園に捨てられた子犬のような瞳で、うるうるとキラキラと、 すがるような眼差しを投げかける。

Boo「あのさぁ~」
♀×2 うるうるうるうるうるうるうるうる
Boo「土曜日ってさぁ~」
♀×2 うるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうる
Boo「11時~14時…」
♀×2 うるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうる
Boo「やっ…」
♀×2 うるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうる
     
負けた・・・・・・・ _| ̄|○

詳しくは言わないが、私の仕事はこのアシスタント達にそっぽを向かれたら大変な事態になってしまうという仕事なのである。
彼女たちは、それこそ無くてはならない存在。
結局、先方の時間がよろしければ、【仕事をマグロ食べ放題の時間に合わせる】という、極秘任務を♀Aに発令し、 私はその日の職場を後にしたのであったのであった。

翌日「おはよう!」と出社してみると、♀Aは“お仕事は超特急が自慢”ということもあり、何も言わずに満面の笑みで、 私に向かって親指を突き立てた。
こいつ、やりやがったな…。
先方にいったい何と言ったのであろう。一抹の不安がよぎる。
しかし、いやっ、あえて私は聞くまい。
アシたちは、思えばろくな休日もなく、夏からずっと働きづめである。
「司令官殿っ!!!!」
その言葉に振り向くと、♀Bが、手書きの簡易的な地図とタイスケを書いた巨大な模造紙を、ワークデスクいっぱいに広げているところであった。

メートル定規で模造紙を指し示しながら嬉々として説明する言い出しっぺの作戦参謀♀Bによれば、彼女が率いるブラウン小隊は (なんでも頭文字Bは、軍隊ではそう呼ぶのだそうだ)前日の金曜日2100(なんでも「ふたひとまるまる」と読むらしい)に水戸入りして、 現場にて設営を完了し、その後、他の場所で仕事を終えた、チャーリー・アルファ(つまりABCってことらしい)各小隊が合流して、 出向き先が営業を終えた2200に作戦スタートし、営業を開始する翌3300に(何時なんだ?)撤収完了という、ほぼ完徹状態の仕事。
その後、3330(だから何時なんだ???)に土浦へと転進し、3400(もういい)に現着、3600には、全ての作戦終了、 という手はずらしい。
なんということか、社内でも策士で通っている♀Aは、 社内でも古株のアシスタントC(♂)チームをいつの間にか我々の部隊に引き入れていたのである。
Boo司令官「総力戦だな…」
作戦参謀♀B「はっ、司令官殿、必ずや勝利を我が手に!」
アルファリーダー♀A「興国の存亡はこの一戦にこそあり。総員奮闘奮起して、各自自身の任務を遂行いたしますっ!」

我々Boo部隊は、眠気と闘い、時間と闘い、体力勝負&総力戦で【マグロ食べ放題】に望むことに。

出向き先の営業開始5分前。
最後の撤収を終え、フラフラになりながらも、やり遂げた満足感と充実感に満たされているところに、 アルファ小隊隊長アシスタントA(♀)が自信満々に言い放った。
「司令官殿、プランA、終了であります。」
Boo司令官「そのようだな。で、我が方の損害は?」
アルファ小隊隊長アシスタントA(♀)「はっ、チャーリー小隊が全滅の模様です。」
見ると、出向き先の吹きっさらしの駐車場で、 一番古株のアシスタントC(♂)を筆頭に一番遠くから駆けつけてきた3人が段ボールを敷き布団にして寝ている。

Boo司令官 「仕方がない、救護ヘリを要請し、前線離脱させるか?」
と、アルファ小隊隊長アシスタントA(♀)と相談していると、チャーリー小隊のこれまた一番若いサブアシ(♀)が、それを聞きつけて「しっ、 司令官、私達はまだ戦えます」と言いながら、むっくりと上体を起こしてきた。
Boo司令官「しかし、そのままだと明後日の仕事に差し支えるんじゃないか?」
サブアシ(♀)「隊長、起きてください。プランA終了です」
そんな司令官の言葉も聞かず、古株のアシスタントC(♂)を、脳震とうでもさせる勢いで揺さぶるサブアシ(♀)。

サブアシ(♀)「隊長、起きてくれないと、我々は何のために作戦に参加したのか意味がありませんっ!」
そりゃそうだ(笑)
だんだんと涙声になるサブアシ(♀)。
しかし、いっこうに体に力が入らないチャーリーリーダー。
段ボールに寝っ転がりながら、
「俺はもうダメだ。部隊の足手まといにはなりたくない」
と訳のわからないことを言い出す。
「小隊長、何言っているんですかっ! 小隊長を見捨てて私は動けませんっ!」
「司令官、先にプランBに移行してください。小隊長は私が必ず連れて、作戦時間までには合流します。」
「もういいんだ。アルファリーダー、こいつを合流させて、次の移動先に…」
「小隊長っ!!!!」
Boo司令官「わかった。サブアシ(♀)。先に行っているぞ。必ず追いつけよ。」
アルファ小隊隊長アシスタントA(♀)がそっとチャーリーリーダーに、自決用の真っ黒なガムを手渡し、我々本隊は一路、土浦へと転進開始・・ ・。

しかし、本当の闘いは、これからであることを、このときのBoo部隊は知るよしもなかったのである。

「総員これからポイントG(魚市場→魚→ぎょ→Gyo→ポイントGなんだそうだ。)へ向かう。
プラウン、司令官殿に遅れるなっ!」
アルファ小隊隊長アシスタントA(♀)がトランジーバーでそう言いながら快調に車を飛ばす。
こっちは眠くてスピードなんか出せないっての┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
途中、「追いつきました」という無線でチャーリー小隊が無事合流したことも確認する。
そして到着したのがここ、土浦魚市場食堂。

土浦魚市場食堂

「しっ、司令官、前方に敵多数確認っ!」
トランシーバーからあきらかにうわずったブラウンリーダー(♀)の声が響く。
「これじゃあ、よけきれないっ!」
アルファリーダー(♀)のあきらかに間違ったコメントも響く。
しかし、そこは冷静な司令官であるBoo。きわめて事務的に「隊員を降車させ、列の最後尾に並ばせろ。アルファ、 ブラウン各リーダーは車両を駐車場まで回送。チャーリーは回送先の車両内で待機。」
きっ、決まった。
こういうときに、上司は瞬時に判断が出来ないと…

と、…………

「えーーーーーっ、並ぶんですかぁ~~」
トランシーバーからの声に、我が耳を疑うBoo司令官。
声を発したのはなんと、つい先日何も言わずに満面の笑みで私に向かって親指を突き立てたアルファリーダーこと社内一の策士、 アシスタントA(♀)である。
Boo司令官「なっ、なにを言っておるのか。ここでマグロの食べ放題を食べたいが為に、わざわざ仕事の予定を完徹状態にし、 群馬から仕事終わりで古株のアシスタントC(♂)チームを引きずり込み、そのあげくアシスタントC(♂)チームを全滅状態に追い込んだのは、 おま…」とまで言ったところで、
「だってぇ~、こんなに並んでいるなんて聞いてないしぃ~~」
と、またまたアシスタントA(♀)。

そりゃそうだ。
これじゃ、いつ食べられるかもわからないし、第一体力がもたな…。
そう思いかけてきたところ、トランシーバーから絶叫が。
「そんなっ!!絶対に食べて帰りましょうよっ!!」
声の主は、チャーリー小隊のサブアシ(♀)である。
なんでも、無理矢理小隊長の古株のアシスタントC(♂)を車に放りこみ、必死で本隊を追いかけている最中に、 やはりアシスタントC(♂)は非業の最期を遂げたのだそうだ。
その最期の言葉は、
「サブアシ(♀)、水戸駅で俺を救護ヘリに乗せた後、チャーリー小隊と合流し、プランBを遂行せよ。これは隊長命令だっ!」

……………………………

ここで少し話が変わってきた。
妙な形になってしまったが、チャーリーリーダーは我々の任務を遂行させるために、 わざわざ仕事終わりで群馬から車をぶっ飛ばして水戸まで駆けつけたという体になってしまっているのだ。
ということは、残されたチャーリー小隊のサブアシ(♀)。
こいつは我々の仲間でもあり、且つ身内のスパイでもあり得るというわけである。
このまま結局任務の遂行を見ず、おめおめとマグロを食べずに敵前逃亡を図ったとなると、 明後日出社したときに何を言われるかわかったもんじゃない。
しかし、このまま敵にバンザイアタックを敢行しても、玉砕は必至。
その時、
「並びましょう」
妙に冷静な、そして冷たい氷のような声がトランシーバーに響く。
さすがに頭の回転だけは速い社内一の策士アシスタントA(♀)。
サブアシ(♀)の話を聞いたとたん、あっさりと、こう言ってのけた。

ちなみに、件の、外苑ホープ軒に、私が連れて行ったのは、だれあろう、
この社内一の策士アシスタントA(♀)、その人である。

さて、全員重~~い足取りで、行列に並ぶこと1時間っ!!!!!
その間に数々の謎が解き明かされた。
まず、この行列の正体。
あろうことか最近、TVの全国ネットで、ここが紹介された直後であったのだ。
場内マイクでおじさんが、
「TV放送の影響で、通常の3倍の客数になっている」
と泣きが入っていた。

土浦魚市場食堂

そして、通常の3倍=経験したことがない客が押し寄せているのであるから席が足りない。
客さばきの経験もない。
食器も間に合わない。
必死でマグロをバラバラに分解する、そう、解体ではなく分解する食堂のおやじさん。

土浦魚市場食堂

土浦魚市場食堂

空席を求めて店内を徘徊する、行列にやられたゾンビのような人々。
etc…
店内までたどり着いたはいいが、まだまだどうにも、とにかく大混乱なのである。

土浦魚市場食堂

大混乱の店内。

土浦魚市場食堂

待っている、人、人、人

土浦魚市場食堂

TVの威力に半べその従業員。
ずーーーーーーっと休憩もなく、マグロを盛っては出し、盛っては出し…。

しかし、そこはとても親切な食堂や市場の戦闘員。
食べ放題のマグロだけではなく、煮物や漬け物など、人混みをかき分けながら「いりませんか?」と声をかけて回る。
そう、こちらも食べ放題・・というか、ご自由にお取りくださいなのである。
行列で待っている人たちには、焼き芋も無料で配っていた。

土浦魚市場食堂

たぶんTVの威力がこんなにスゴいモノだとは、取材を受けたときには想像もしていなかったのだろう。
なんてったって駐車場には、都内や相模・千葉・宇都宮や埼玉のナンバーの車まで停まっているのである。

土浦魚市場食堂

土浦魚市場食堂

そして行列に並ぶこと2時間。
ついに我々は、テレビ放映直後の通常の3倍の客数という大混乱の闘いに勝利し、無事に我々Boo大隊にマグロ殿下の御身が供される番に。
これで料金は\1,000円ポッキリ。
おまけに、お刺身は【食べ放題おかわり自由】(^o^)/
ああ食べ放題…
戦時下でなければ、なんという魅惑的な響きの言葉なんざんしょ(>_<)

土浦魚市場食堂

私達に供された戦闘食の内訳は、
1.マグロ寿司3カン
2.マグロのカルパッチョサラダ
3.マグロ刺身
4.マグロカマ茹で(ポン酢で食します)
5.どんぶりご飯
6.みそ汁
7.漬け物
ざっとではあるがそんなカンジ。
とにかくマグロ、マグロ、マグロなのである。

しかーーーーーーーし!
“徹夜仕事明け&直射日光下で2時間並ぶ”という敵の大胆な戦法に完全にやられてしまったわがBoo大隊は、 トレイに盛られた数々のマグロを目の前にして完全に戦意喪失。
雨期のジャングルの泥だらけの塹壕の中で、つかの間の静寂の中、闘いの大義も意味も、 勝利で掴むとされてることへの必要性も感じることが出来ず、いつ果てるともない戦闘に疲れ果て、なぜ闘うのか、 なぜここにいるのかと疑問を反芻し続ける米兵のように、みんなまるで生ける屍のようにただ眺めているだけで、いっこうにハシが進みません。
それどころか、全然食べていないのに、お腹の中からなにか酸っぱいモノが逆流してきそうな勢い。
見ただけでおなかいっぱいです┐('~`;)┌

沈黙を破るように、ブラウンリーダー(♀)が重い口を開く。
「しっ、司令官、もう無理です。我々は無謀すぎました」
… 同感である。
続いてアルファリーダー(♀)
「全く手も足も出ず、慚愧に耐えません」
… 同感である。
と、ここでまたしても、サブアシ(♀)である。
「なにを今さら。壮絶な戦死を遂げた小隊長の御霊に報いるため、奮起奮励し、この一戦にかけるっ!」
そう言うと、パクパクと目の前のマグロを食べ始めた。

しかし、我々は、どうにもこうにも食欲が湧かない。
それもそのはず、体力の限界が来ているところへ“生もの”なのである。
結局、戦場でレーションをすするがごとく、泣きながらとりあえずは完食したのであったが、帰りの常磐高速では、 眠いだの腹が苦しいだのと泣き言の連発(>_<)
思い返せば、そりゃそうである。
普通の定食でも、たかが\1,000円で、あんな量のマグロなんて食べれるはずがないし、一度にあんなにたくさん食べた経験もない。
それに加えて、ご飯はどんぶりご飯に寿司が3カンである。
普通の状態でも、おかわりなぞ、できるかできないかわからないぐらい量がある。

後日、我々の失態とでも言うべき体たらくを聞いたチャーリーリーダーこと古株のアシスタントC(♂)が、 私達の言うことに全く耳を貸さなくなったことは言うまでもない。


教訓:食い意地は身を滅ぼす… _| ̄|○

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