■夏の日の想い出

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 私は子供の頃から桃が大好物だった。夏休みに福島に帰るとおやつは桃・スイカ・とうむぎ(トウモロコシ)で、世の中にこんな美味しい食べ物が有ったんだとビックリしたものだった。

 関東の桃は美味しくなかったなぁ〜。形ばかり良くて、中身は甘味が無くってね。だから福島に帰るのが楽しくてしょうがなかったんです。実家は家の近所に川が流れていて、そこにスイカを持って行って冷やす。冷やしている間は川で泳いだり、「オイカワ」という魚を追い掛けて遊んだっけ。
 今は見る影もないけど、あの頃は川がキレイで底まで見えたんですよね。泳いだり釣りをやったりと、ホントに良い環境でした。

 おやつの時間になると子供達はちゃぶ台に集合する。テーブルじゃなくって「ちゃぶ台」ね。今日は何が出るんだろうと期待する。心の中ではやはり「桃がいいなぁ〜」って思ってるんだけどね。
 とうむぎの時は茹でたてを半分ずつで、スイカは切ったやつを2切れ。桃の場合は1個丸ごと剥いてくれて、それを外で食べる(汁が垂れるからね、アリンコが来ちゃうから)

 かぶりつくと桃の甘い汁がジュ〜っと出て、咬むと同時にその汁もすすらないと勿体ない。下手な子供は片手を桃の汁受けにしたりしている。汁が手のひらに垂れるとそれをジュルっと吸い、また桃にかぶりついてはジュルっと。

 種の回りは酸っぱいんだけど、どうしてもそこまで食べてしまう。真っ赤でちょっと暗い色の種が出てきても、それを口の中に入れて回りに付いている桃のスジの部分をまんべんなくこそげ落とす。当然後口は悪くなるんだけどね、あの当時はそういう食べ方だったんだよね〜。

 とうむぎはそのままかぶりつくと、どうしても実の一部分が残ってしまうので、まず1粒ずつ縦に回しながら取って食べ(ここが一番難しい所)、それからその1列の隣の列を折るように取ると上手に取る事が出来る。ガチガチと端から咬んじゃう子はすぐに食べ終わってしまい、他の子のとうむぎを物欲しそうに見ているが、誰もあげるわけが無い(^^)

 スイカは、よくスイカ売りのおじさんがリアカーを引っ張って、いかりや長助の持っている黄色のメガホンのようなもので「スイカだよ〜美味しいスイカは要りませんか〜」と言いながら歩いて来た。それを聞くとおばあちゃんが「じゃ、今日はスイカにすっぺか」っていう事で子供達もおばあちゃんに付いて行った「こういう音がすると美味しいんだよ」とおばあちゃんが教えてくれる。もうその音を聞いただけで子供達はワクワクである。

 スイカも高価だったので、私達は切り身を2個ずつ食べた。出来るだけ中心部分を先に取る。はじっこはおばあちゃんが大きめに切ってくれるんだけど、何となく赤い部分が少ないように感じたからだ。最後になるとはじっこと、はじっこから2個目が残るので必ずジャンケンをした。あの頃は白い部分まで食べたっけなぁ。今は見かけなくなりましたね、そういう子供は。

 白い部分はおばあちゃんが塩漬けにしてくれる。次の日はおかずにもなるし、それをおやつにしたりした。塩漬けにすると「ウリ」みたいな味になり、それはそれで美味しかった。
 こういう話をするようになったら、やっぱり歳なのかなぁ〜。

おまけ

 今年はこういう貰い物をしたんだけど、これってどういうふうに食べるんですか?(^-^;
 皮ごと食べたらいいのかな〜。
 ちょっと面倒臭かったです(^_^;