■長寿庵

BACK

長寿庵
住所 松戸市竹ヶ花西町307 
営業時間 午前11時〜午後8時
定休日 日曜日・第二土曜日 駐車場有り

アクセス 柏方面から国道6号線を東京方面に走り、南花島交差点を右折(出来なかったかも)して、陸橋を越えてすぐの信号を左折した右側。
コメント 私の思い出のカレーライスです(^^)


カレーライス 600円


鴨せいろう(大盛) 850円

 私が学校を卒業して、修行の為に入った会社がこの近くに有りました。そこで残業が有るとここの出前をとっていまして、私はまだ若かった為にいつもカレーライスを注文していたのです(今でもかなり食べるんだけどね)。私は以前からカレーと言えば蕎麦屋のカレーが好きで、このお出汁がきいた味がたまらないと思っているのです。そして表面にマクが張っているカレーをこよなく愛していると。

 ま、要するに私は22年も前からここのカレーを食べているわけです(この時に計算して)。

 改装してから1年くらい食べに行ってなかったので、今回は女房と一緒に食べに行きました。女房は私の一番好きなこのカレーをまだ食べた事が無く、以前から機会が有ったら食べさせようと企んでいたのです(企むっていうのは変か?)。

 広くなった駐車場に車を停め、改装して新しくなった店内に足を運ぶと、先代の可愛いお孫さんがいらっしゃる。いいなぁ〜アットホームで。今日はお昼頃に用事が有り、私が行った時間は半端な時間だったので、お客さんは1人もいらっしゃいませんでした。女房には私の「思い出カレー」を注文し、そして私はここのお気に入りメニューであります「鴨せいろう」を大盛で(ここでは「せいろ」ではなくて「せいろう」と言うんだよね)。

 女房に、いったい何で私がここのカレーが好きかという事を説明し、何で私がここの鴨せいろうが好きなのかも説明し、蕎麦というものは……なんて講釈たれている間にカレーが到着。昔ながらの、黄色くて、大きな豚バラ肉が使ってある大盛カレーでした(普通盛りでも結構多い)。
 次に鴨せいろう大盛が、昔の香りそのままの姿で登場しました。うんうん、この香りだよなぁ…(涙)何も泣く事はないんだけど、ここのを食べると何だか修行時代が思い出されるんですね。私が小僧の時の色々な出来事が。

 カレーはね、ハッキリ言いますと醤油味が薄くなっていました。だからちょっとあの頃とは味が違います。多分これは新しい代に変わったからかなって思いますね。鴨せいろうは同じでした。冷たくしたお蕎麦を、鴨肉7切れ・焼きネギ5切れ入りの温かいツユにつけて食べる。このツユがまた私好みで、鴨の脂がきいた、そしてお出汁がきいた、本当に良く調和のとれたツユなのです。

 蕎麦も変わっておりません。私としては、特別でないけれどここが好き。ここのツユの味が好きなのです。私と女房は味覚が似ていますので、女房もここの味は美味しいと言っていました(懐かしい味だとも言っていましたけど)。私達の注文が終わるか終わらないかの所で、他のお客さんが2組来ました。その人達がカレー関係(カレー丼とか)を注文していた所から見ますと、ここのカレーを美味しいと感じる人が私の他にもたくさん居るのではないかと思います。

 とにかく女房も満足してくれて良かった。
 「ここまずい」とか言われたらどうしようかと思いました(^_^;


■番外編(黙って食え!)

 実際ね、蕎麦っていうのは本当に色々有りますし、例えば蕎麦粉100%が有れば「二八蕎麦」なんてぇのもあります(落語調になってきた ^^;) 「これは蕎麦粉以外の粉混ぜてんな?こんなの蕎麦じゃない」なんてぇ事をぬかすと、江戸っ子に怒られます。「つべこべ言わずに黙って食え!」

 口調をもどして…。よく蕎麦通ぶった人って居ますでしょ?「蕎麦はこうでなきゃ」とかって言う人。いや、本当に知っているんであればそれでいいんですが、ロクに物を知らないくせに通ぶったりする。私は何でもニコニコして食べる人は大好きですが、変に通ぶった人には極端に厳しくなります。それはね、通ぶって話をする人というのは、周りから見ていてすごく気分が悪いから。そういう人と一緒に居ると、つい揚げ足を取りたくなってくるんです、私(^-^;

 例えば…

 「お前さんは蕎麦に詳しいんだってねぇ、大したもんだ、え? 自分で蕎麦まで打っちまうのかい? おやおや、そりゃ〜参ったねぇ、おっと喋っている間に蕎麦が来たよ、時間が経ったら美味しくないからね、このできたてをツルツルっと頂こうじゃないか… おや? お前さんはいきなり薬味を入れちまうのかい? そりゃ〜困ったねぇ、お前さんが蕎麦通だっていうからわざわざここに連れて来たんだ、ここは初めてだろ? だったらツユがどんなもんだか取り敢えず味見ておくれよ、そうやっていきなり薬味入れるなんざ、ラーメンにいきなりコショウ入れちまうのと同じじゃねぇか…」

 「…おやおや、ちょっと言われたからってそんなにたくさん辛いツユ飲んだら、肝心の蕎麦の味が解らなくなっちまうだろ、ちょっと味をみればいいんだよ、ちょっとね。あぁ…いきなりそうやって蕎麦をツユにつけちまうのかい、お前さんは日頃から蕎麦の香りがどうのこうのって言ってたんだったねぇ、蕎麦通だってぇ話じゃないか、ここは初めて来たんだろ? だったら蕎麦だけ口に入れて鼻からフ〜っと息を抜いてみておくれよ、蕎麦本来の香りがするだろ? おっと、さっきあれだけツユを飲んじまったんだ、今更蕎麦の香りなんか解るわけないやねぇ、そいつは悪かった…」

 「…あんまり箸が進まないようだねぇ、やっぱり蕎麦通にはここの味はダメかい? おや、どうしたんだい、席立っちまって、もう帰るのかい? まだ半分も食べちゃ〜いねぇうちに。おやおや、蕎麦通様はご立腹のようだねぇ、やっぱり蕎麦通様にゃ〜私の好きな蕎麦が解らなかったようだ。金払ってくのかい? それっぽっちしか食わねぇで。また家ぇ帰ってから「Kan'sに不味い蕎麦食べさせられて金まで払って損した」とか言わないでおくれよ。『美味い不味いは好み』てな事を言うだろ? お前さんと私の好みが全く違うってぇだけの話なんだからね、そこに余計なおかずを付けないでおくれよ…」

 「…あれあれ、とうとう怒って帰っちまったよ。おやっさん、塩まいといておくれ、まぁ二度と来ないだろうがね、やっこさんは蕎麦通気取りでプライドの固まりみてぇな男だから。蕎麦だけじゃねぇ、他の食いもんにもいちいちうるさくてね、他から貰ったものでも、いちいちケチ付けなけりゃいられねぇらしい。ヤツが誉める時はイヤミ言ってる時くらいだよ。いやいや、こんなに美味しい蕎麦残すなんざぁ、それだけで蕎麦好きとは言えないねぇ、まったく。え? さっきまでの食い方とは違うって? そりゃあたりめぇだよおやっさん。目の前に蕎麦通様がいらっしゃったんだ、イキに食べないと馬鹿にされちまうだろ。こうやって蕎麦のはしっこだけツユつけてね、ロクに噛まねぇで飲み込んじまう。「蕎麦は喉ごしだねぇ〜」なんて言ってやれば完璧だろ?おやっさん(笑)…」

 「…だいたいこんな不味い食い方ぁ誰が考えやがったのかねぇ、ちっとも蕎麦食ってるっていう感じがしねぇ。蕎麦てぇのはね、こうやって全部ドップ〜ンとツユに付けて、箸から蕎麦ぁ離しちまうんだ、そしてこうやってグルグルかき回してね、たっぷりツユが絡んだ所でズルズルっと口に入れる。よっく噛まなきゃいけねぇよ、そうしなきゃ蕎麦の味が解らねぇってもんだ。ねぇ、おやっさん。そうだろ? 喉ごしだけで蕎麦の味なんか解るわけねぇんだから」

 しかし…
 もしも私がもう一人居たとすれば、絶対にこいつと一緒に食事したくないなぁ(獏)
 でもね、普通にニコニコ食べている人には優しいのよん♪(信憑性無し)