手術2日前
母の入院は何回も付き添っているものの、自分が入院するのとはまた違うらしい。やはり自分の居所がないというのが本音のようです。

(イメージ画像)
最近の病院というのは、実にキレイになっていますね。
わざわざ依頼しなくても個々にモニタは付いていて、見るも見ないも個人の自由ということになっています。
禁煙を徹底しているところもGOOD!
だって喫煙室が有ったら患者さんは辛いじゃないですか。
全員が吸っていないという状況は、とても良いと思います。
この病院はワリと良い食事が出ていると思います。でも本人にしてみれば、現在普通の食生活が出来る為に量が足りなくて味が薄いとのこと。どこそこが痛くて食べ物も食べられないっていう症状じゃないですからね。
普段「おれは食べ物なんか何だったいいんだ」なんて言っている父ですが、やっぱり食べ物が好きなんです。
「退院したら美味しいもの作ってあげるから」と伝えました。
昼食も夕食も完食し、「まだ腹が減る」と言っている父。
たった10日の辛抱だから(^_^;
それよりもっと辛いのは、自分のすることがないということのようです。いつも何かしら動いている父ですから、「ボ~」っとしているのが何よりも辛い様子。
「ネットに日記載せている人も居るよ」と言ったら、今日から日記を詳しく付けている様子でした。それ書くだけでも随分時間潰しになるもんね。
明日は週刊誌でも買って行ってあげようかと思います。
手術は明後日の朝一。
当日は7時から面会の許可が出ています。
もしものことを考えての配慮なんでしょうね。
まぁ私はあまり心配していません。
自分なりに精一杯調べてこの病院を選び、父も納得して来たのですから。
そんなことよりも、父が晴れやかな表情で退院することを予想しています。「いや~快適だなぁ」と言いながら。
今までずっと持病で苦しんで来た父に、私は何もしてあげられなかった。
医療技術がまだまだの頃に、父は自分で決断をして手術を受けました。その手術は、医師の不手際によって顔にガーゼ数枚を残したまま終了。その後父の顔は腫れ上がり、麻酔せずに1枚ずつ顔からガーゼを引き抜くという、大変なことになったわけです。
そんな経験が有る父は、その後手術を避けて生活をして来ました。あんな目に合う位ならば、もう2度と手術はしたくないと思って我慢して来たわけです。
私もその話を聞き、ある程度医療技術が進んでからの方が良いと思いました。医師の中には、自分のスキルを上げる為に不慣れな医療行為をする人間も居ます。1度ならず2度までも、父をそんなふざけた医師の実験代にされたくない。
父の兄は、手術で体の中にメスを1本残された為に亡くなりました。その兄の次男は、自分の父親の顔も覚えていません。
医師は手術代を取りませんでした。
しかしそういう問題ではないでしょう。
1人の人間が、医師の不手際によって亡くなっているのです。
ふざけるなと言いたいです。
しかし、医師の中にはそういう人間が居るという現実も有ります。
父は71歳です。
最後のチャンスかも知れません。
調べました。
ここが最先端の技術を持ち、年間の手術回数も多い。
この病院に賭けてみるしかないと思いました。
出来る限りのことはしました。
あとは、手術の成功を祈るしか有りません。