お蕎麦屋さんのカレーで私が一番好きなのは、皆さんご承知の通り「長寿庵」さんの黄色いカレーです。
でも、でも、こちらのカレーも私的には懐かしく愛しいカレーなのでございます。
お店の名前は、大黒屋さん。
私の記憶が確かならば「もう、最後に来てから何年経ったかなぁ~」というほど長く続いているお蕎麦屋さんです(記憶のうちに入らないかな)。
なぜ何年も訪問していなかったのか。
その理由のひとつは、タイミングを逃すと満席で入れないから。
「近くに来たから大黒屋さんに行こう!」と思ってお店に向かうと、お店の前も向かい側の駐車場もほぼ一杯。
そういう時は満席なんですよ。
たまに外まで列んでいる日もあります。
駐車場が空いていて駐車することが出来ても、入ると満席。
今年に入ってから今日で3回目で、ようやく食べることが出来ました。
絶対に食べたい!と思ったら、開店前に到着することをオススメします(^^)
いや~、悩みました~~。
あまりにも久しぶりですと、「あれも食べたい、これも食べたい」って思ってしまい、昔ならば「じゃ、両方お願いします」と言えたんですけれど、この歳になると2人前は辛い。
もりそば大盛にしようか、まだ真夏ではないからもやしそばもいいかな、天丼もいいし、カツ丼もいい、いや、ここはカツ丼セットにしてもりそばも楽しんじゃおうか…
欲張りっていうのは、こういう場面で無駄に頭を回転させてしまいます。
結局、大好物のカツカレーにしました。
ご承知の通り、カレーライスの1位は「長寿庵」なのですが、カツカレーの1位となると、私の場合はそうではないんですよね。
別に、食べた時に「サクッ」て音がしなくても無問題で、さほどこだわりはないんですけど、長寿庵さんのカツは(私個人の好みからすると)フワッとしているんです。
そういう意味でいえば、大黒屋さんのカツは丁度いい。
カレーがかかっている部分もいいし、お顔が見えている部分もいい。
カレーとカツ、そしてご飯がとっても仲良し。
このお店をよく行く方は知っていらっしゃると思いますけど、何を頂いても美味しいですよね。
カツ丼にしても、天丼にしても、肉南蛮にしても、バランスが絶妙で、私も全メニュー制覇はしていませんが、今まで食べたメニューで「これはちょっと…」というものは有りませんでした。
この、圧倒的な料理センス。
絶大なる信頼感。
「このお店にお任せすればオールオーケー!」という100%の期待を裏切られることなく、何度食べに行っても幸せに包まれてお店を出る。
これっぽっちも、気取りません。
どの場所に座っても、居心地が良い。
私が初回入った時は、作業着でした。
今でも作業着の方はたくさん来ます。
どんな出で立ちでも入りやすく、幸せになれる。
ここが大黒屋さんの人気の秘密なのではないでしょうか。
いや~、今日も美味しかったです。
このカツカレーのバランスは最強ですね (o^_^o)
【御食事処 大黒屋】
住所 千葉県市川市大町312-4
電話 047-337-8955
時間 11時~15時・17時~20時
定休日 水曜日
駐車場 お店の前、道を挟んだ向かい側に有り
※何を食べても納得の味とお値段。居心地が良く、作業員・家族連れなど利用者は様々。地域密着型ですが、遠方のファンも多いです。
…
少し思うことが有って、ここ数年間はほとんど更新をせずに仕事ばかりやっていたわけなんですけど、結論を言うと根本的なことはあまり変わっていなくって、ブログ(他のコンテンツでもいいんですが)というのは、人間味を無くすとそのデータというものに信憑性がなくなり、あまり見ても参考にならないしつまらないしで、書き方と言いますか更新の表現の仕方と言いますか、そういうことは変えなくても十分にやっていけるなぁという気がしています。
ここ数年副業だとかいう流れになってきていて、やれGoogle上位にいれるにはどのような構成にしたら良いかとか、そんなことばかり目に付くようになり、私のような何のお手本もない時代から食べ物のページを運営してきた人間にとって、なんだか異質というか、正直「どうなっちゃってんの??」的な世界になった感じがしていました。
で、一瞬そんな勉強もしてみたりしたんです。
やはり時代というものに乗り遅れるよりは遅れない方が良い…というより、知らないよりも知っておきたいという好奇心からですね。いざ変化が起きたらすぐに対応できるようにしておきたいという気持ちが有りまして。
う~ん…
実際にブログを書いていてなんか違和感が有ると言いますか、私の文章が確実に乗り遅れていて、そういう現代のブログの書き方に全く合っていないということに気付き、唖然というよりは「やっぱりか」という実感で「それならばもう少し様子を見て、完全に撤退しようかな」なんて事も考えたわけです。
私のような老いぼれが撤退したとしても、なぁ~んにも影響有りませんしね。
で、暫く一線から外れ、完全にネットの情報を見る側に回ってみて気付いたことが有りました。
例えば「松戸市・ランチ・大盛」とかでクロス検索するじゃないですか。
Googleで上位を占めているサイトって、実際に見てどうですか?
「松戸でオススメデカ盛ランチ20選」とか、それっぽいサイトが出てきますよね。
最初は「こんな良いサイトが有るんだなぁ~、便利な世の中になって♪」と私も拝見していたんですけれど、どんどん見ていくうちに、「あれ?この人たちって実際に食べ歩きしていないのでは?」って事に気付くんですよ。
結局、他人の情報をネットで検索して2次配信(という表現で良いのかしら?)しているだけ。
そういうページが主にGoogle検索のトップに出てくるので、情報としてスッカスカなわけですよね(^^;)
だからといって「じゃあ私が本物のページを!」なんていう気持ちも有りませんし、今更その体力も有りません。
私は元々大勢の人たちに集まって欲しいとか、なんかのコミニュティーを作ろうなんて一度も思ったことがなく、インターネットが普及した当時に料理や食べ歩きを発信しているサイトがほとんどなく、何となく「料理好きや食べ物好きが見てくれればいいなぁ~」的な、人数で言えば20人程度の人たちが見てくれればいいと思って始めたわけで、その気持は今でも変わっておりません。
今の「副業」みたいなものを意識したページ作りがGoogleのトップに出てしまうならば、まだまだインターネットというものは完成されていなくて、情報というものも「こうでなければならない」という常識みたいなものも確率されていなくて、私のような老いぼれが住む隙間みたいなものが端っこの方にちょっとだけでも有るならば、また更新していこうかなぁ~というその程度の思いが有ります。
若い人たちの邪魔にならない程度にしておきます(笑)
今回連れの写真が上手く撮れなかったんです。
大黒屋さん、本当にすみません。
写真はダメでしたが、味は絶品でございましたm(__)m